せっかくブログを立ち上げて色々書いていこうと思った時に、どうしても私の仕事で忘れられないTV-CMがあります。
16年ほど前のもので、富士急ハイランドのええじゃないか。
とにかくぶっ飛んでます。
当時、富士急ハイランドのCMをレギュラーで手がけさせていただいていて、その中でも忘れられないのがこちらのええじゃないかデビューの時のものです。
まだ地デジ前なので、SDサイズの画像で汚くてわかりずらいかもですが、ちゃぶ台をひっくり返すとともに世界が回転してます。
ええじゃないかというジェットコースターはクルクル回りながら進むジェットコースターということで、世界も回るし、ロゴの「え」も回ります。
これを作られた監督はCM業界ではとても有名な方で、今では、大手映像プロダクションで偉い方になられています。
なんともシュールなこのCM、当時私も撮影現場に行きました。
まだTV-CMをフィルムで撮っている時代です。
そして、あのちゃぶ台ひっくり返しのシーン、どうやって撮ってるの?って感じですよね。
実はとってもアナログな仕掛けです。
小道具さんが作った、くるくる回る棒の先にCCDカメラとちゃぶ台をくっつけてます。
それをちゃぶ台をひっくり返すタイミングでぐるぐる回します。
あの頃もCGや合成もありましたが、このアナログ感に脱帽です。
これを考えられた監督を始め、撮影スタッフの皆さん、天才です。
撮影現場で初めて見た時、思わず笑ってしまったのを今でも覚えています。
1テイク目で、カメラが吹っ飛んで、特製CCDカメラがぶっ壊れて、
「直すのに3時間かかります!」
と言われてぼーっとスタジオの天井を眺めていたあの日、忘れられません。
ちゅろす
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