私がポストプロダクションに就職した頃、バブルが弾けて日本の景気がちょっと戻り始めた頃でしょうか。
念願のポスプロに就職してエディターアシスタントとして働き始めました。
前回からお話させてもらってますが、CM業界で働くと食事代がかかりません。
アシスタントの頃はお給料も少ないので、とても助かります。
しかしそこはお客さんのお金、アシスタントとしてまだ修行中の身としてはそんなに高いものをいただくわけにはいきません。
なので、どこに出前を頼むか決まったら、食べたいものではなく、一番安いものを選ぶこと。
先輩からそう教わってきました。
まだその頃の世の中は、先輩後輩社会がぎっちりしてた頃です。
先輩は絶対です。。
さて、私が勤めていたポスプロは広尾にありました。
駅から離れたところにあったので、あまり出前をしてくれるお店はありませんでした。
今でこそ、ウーバーイーツや出前館が色々運んでくれますが、コロナがなかった世の中で一般の方々はデリバリーを毎日頼む風習なんぞありませんでした。
なので、大体決まったお店で頼んでました。
当時からよく食べていたものを今回は紹介します。
① 長寿庵
ここはアシスタントの頃からだいぶお世話になりました。
味はまずまず。街のお蕎麦屋さんです。
アシスタントの頃、「もりそばorかけそば」
エディターになると「カツ丼or天丼セットのあったかいそば」が定番でした。
② 登龍
麻布十番にある芸能人御用達の中華料理屋さんです。
こちら現在の価格で、餃子5個で ¥2400也!
ちょっと大きめですが餃子1個 ¥480って! 狂気です。
アシスタントの頃、「皇麺」当時 ¥1600 現在 ¥2100 これが一番安いメニュー。
エディターになると「四川皇麺(坦々麺)」現在 ¥2200。冷やし四川麺もおいしい!
贅沢ですね〜。
食べすぎてもう感動はないですが。 ちなみに出前が来るのがめちゃくちゃ速いです。
③ 鶏龍軒
こちらもよく食べていた街中華。
ここでよく頼んでいたのが、エビと卵のチリソース丼か、ナス豚味噌丼。
夏になると冷やし中華が美味しいです。
④ ホームワークス
高級ハンバーガーの先駆けです。
アシスタントの頃、B.G.M か B.L.T のサンドイッチ。
エディターになるとハンバーガーが頼めるようになる。
でも私が一番好きだったのはチキンサラダのサンドイッチの耳ありトーストあり。
茹で鳥をカレー味のマヨネーズソースであえてあって、レーズンも入ってます。
好きな人は好き。レーズン嫌いだと苦しいかな。
今では美味しいハンバーガー屋さんも増えていますが、ファストフードがハンバーガーだと思ってた当時の私には衝撃でした。
ハンバーガーに¥1500以上を出すなんて! 制作部にOKもらえると¥1000(現在)のオニオングラタンスープ頼めます。
これ本当に美味しいです。
⑤ オリエンタル・デリ
困った時のオリエンタルデリです。 美味しいタイ料理のデリバリーです。
なんでも美味しいですが、私はもっぱらカオマンガイ。
鳥肉と炊いたごはんです。
⑥ オーベルジーヌ
有名な欧風カレー屋さん、TV業界でもこちらはよく使われているらしく、芸能人のファン多し。
茹でじゃがいもとバターがついている。
私は甘いカレーが好きなので、お子様口(甘口の下)のあさりカレーをよく頼んでました。
⑦ きらく亭
近所の焼肉屋ですが、当時、梅宮辰夫さん行きつけで、ハラミを名物にして世の中に流行らせたお店です。
当時、巷の焼肉屋でメジャーだったのはもっぱらタン塩、カルビ、ロース。
ハラミが市民権を得たのはこのお店と梅宮辰夫さんと言われております。
現在はやっていないようですが、当時¥1300と比較的リーズナブルに焼肉弁当を作ってくれました。
⑧ 意気な寿し処 阿部
夜ご飯の出前でたまに頼んでもらえるご褒美飯です。
ここは握りよりも、バラチラシ¥2900(現在)一択です。
豪華なネタが満載でまるで宝石箱や〜の世界です。
⑨ 宮川本廛 三田店
宮川もよく頼んでました。
当時の私はあまり鰻が好きではなかったので、三色重という焼き鳥・そぼろ・卵焼きっていうのをよく頼んでました。
鰻は大好きって監督が多かったので、編集というちょっと落ち着いた時にやっとここまできましたね!のご褒美に頼んでもらっているのに編集部もあやかってました。
最近は鰻好きになったので、贅沢にも「八ツ目や にしむら 目黒店」で買ってきてもらうことも!
さっと思いつくのがこの9軒でした。
こんな食事を毎日食べてたら、めちゃめちゃ太りますね。 編集はずっと座ってますしね。
それにしてもこんな贅沢な食事を毎日、なんとも思わずいただいてるなんて、慣れって怖いです。
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